夜明けの灯火亭

鳴瀬浩哉の世界樹の迷宮関連の物置。たまにSSも投げます

派遣勇者と毒花の花園

3周目ギルドのメンバー。最初は三姉妹だけ考えてて、男連中は後付。

リューヤの設定はペルソナ4の自宅周回番長の設定をこねくり回したもの。どうあがいても幸せになれない。

キルシュ=ブルーメンビート(ショーグン 17歳 青年真面目)
好きなシチュエーション:ボーイミーツガール

「言う事聞かないと介錯しちゃうぞ!?」
「……骨は拾うね、リューヤ」
「僕には責任があるんです。与えられた使命を全うし、姉さんたちも、そしてフェアも、守らなければ。……男ですから!」

キルシュ=独語で桜
とある国の貴族、ブルーメンビート家の次男。東方の文化にかぶれて和装している傾奇者。貴族のぼんらしくおっとりとした性格で、姉二人と妹の間に挟まれ、更に電波な少年に絡まれて胃が痛い常識人。
跡目を継ぐ兄の為に世間を知ろうと、義理姉妹である三人の女の子と旅に出る。
……というのは表向きの理由であり、貴族の次男坊に課された本当の使命は、レムリアの秘宝の奪取、ないしは破壊。
自身に期待してくれる兄の気持ちに応えるため、胃を抑えながら張り切るブラコン。ついでに言うとなんだかんだで姉妹が大事なシスコン。

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ネルケ=ブルーメンビート(リーパー 20歳 女性クール)
好きな時間:兄妹でわちゃわちゃしている時

「私の鎌から逃げられると思うなよ」
サラシが鬱陶しい、が……外すわけにもいかんな」
「キルシュといいリューヤといい、何故うちの男どもは自分一人で抱えたがるんだ……!」

ネルケ=独語で撫子
毒花の三姉妹長女。男装の麗人、性格も漢前。グラマーな胸部を苦労してサラシの中に押し込んでいる。
元はスラムで生きてきた孤児で、10歳のときに妹分のリーリエ、フェアギスと共にブルーメンビート家当主に拾われ、養子となる。
『お父様』に救われた恩を返すべく戦闘能力を磨き、義弟キルシュの護衛として旅に同行する。
オフの時はちゃんと女性らしい服装をしている。
リューヤのことは胡散臭い目で見つつ、あの発言以外での誠実さは買っている。

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リーリエ=ブルーメンビート(シノビ 19歳 女性優しい)
好きな話題:ガールズトーク

「はい、行きますねー?」
「私が本当に大切なのは……、ネェさんと、フェアなんです」
「うふふ、お触り禁止ですよ~?」

リーリエ=独語で百合
毒花の三姉妹次女。姉とは対象的に露出度の高いくノ一。普段は踊り子で通している。
おっとりした優しい女性だが、家族、姉と妹に依存が激しく、妙な言動の多いリューヤやゼーローゼを露骨に警戒している。パーティのエロ担当。

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フェアギス=ブルーメンビート(ミスティック 15歳 幼女真面目)
好きな魔物:マンドレイクちゃん

「えへへっ、お姉ちゃんたちやキルシュお兄ちゃんと一緒に行けるの、嬉しいですっ!」
「もう、ベッドから起き上がれない生活は、嫌だなぁ……」
「……リューヤくん、怖い」

フェアギスマインニヒト=独語で勿忘草
毒花の三姉妹三女。幼かったためスラム時代の記憶はあまりなく、貴族の幼女としてのんびり天真爛漫に育つ。今では克服したものの幼い頃は病弱で、彼女の命を救うためにネルケがブルーメンビート伯に懇願したのが、三姉妹が養子になったきっかけである。
人を疑うことがあまりないため、リューヤやゼーローゼのことも素直に信用している。

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葛城琉也(リューヤ)(ヒーロー 自称永遠の17歳 青年元気または青年冷淡)
好きなヒーロー:仮面のバイク乗り全般

「世界に呼ばれてオレ、参上! どーも、派遣勇者です!」
「あ? 何甘いこと言ってんだよ。……ソイツは殺す。世界の脅威は排除する。それが俺の存在理由なんでな」
「どうあがいても、どれだけ願っても。オレはみんなと同じ明日は歩めねぇ。
 だから、だからこそな。お前らが明日を願うなら、オレはその為に、我が身全てを賭して闘う。それがオレの、勇者としての生き様だ」

五人目を求めていたブルーメンビート家の前に現れた『異世界から転生した界渡りの派遣勇者』と自称する少年。
明るく元気な熱血漢……ではあるが、言動が電波臭いため色々信用されていない。時々人が変わったように冷淡な態度を取る。
彼の妄言は事実であり、過去、彼にとっての『最初の世界』にて、闇堕ちした幼馴染と相討ちになってその人から呪われ、その世界からはじき出されて以降、数多ある三千世界に転生してはその世界の脅威を処理して去っていく、というのを繰り返してきた、というかさせられてきた人造勇者。
ただどの世界にも彼は『異物』であるため、長居すると歪みが生じる。そのため琉也が滞在する世界は彼が脅威に近づくたびに、カウントダウンのように次々と彼に関わるものを消していく。例えば家族であったり、周りの人の記憶や記録であったり。最終的には共に肩を並べて戦った仲間の記憶すら奪われる。
それを何度も体験し、どこにも居場所がない孤独感から全てを拒絶し、いっそただの歯車になろうと孤独な戦いを繰り返してきたがある時耐えきれない寂しさから発狂。自分を受け入れない世界ならいらないと彼自身が世界の脅威となりかけたが、『人々が理想とする勇者』の認知存在である自身のシャドウに鎮圧され、集合無意識の奥底にて眠りについている。その後彼の役割をそのシャドウが受け継ぎ、今に至る。
今の『リューヤ』はそのシャドウ。主人格を乗っ取ったことに深い罪悪感を感じている彼は、いつかこの長い旅路を終わらせ普通の生活に戻ったら、琉也に主導権を返し消えるつもりでいる。そしてそれまでに琉也の心の傷が癒えると信じ、彼に代わって孤独な戦いを続けている。
ただ最近、主人格が少しずつ浮上してきている模様。

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ゼーローゼ(ドクトルマグス 32歳 青年無気力)
好きな殺害方法:撲殺

「……イライラするんだよ」
「ああ……殺しがいのある、イイヤツだなぁ、お前は」
「お前は泥を喰ったことがあるか?」

ゼーローゼ=独語で睡蓮
かつてある国の軍医だった男。
常に抱えた心の中の「イライラ」を解消するために、捕虜を惨殺していた。その事で投獄されていたが、国の解体のゴタゴタに紛れて逃亡。魔物を殺してイライラを解消するために冒険者に身をやつす。
かつて連続殺人鬼『ゼロ』と呼ばれた男。
重度の障害で寝たきりの弟を皮切りに、伝染病で四肢を失った物乞い、梅毒が頭に回って狂った娼婦、親に捨てられ腹を減らした幼子、そしてそれを助ける慈善団体の人間など、自身をイライラさせる様々な人間を殺してきた。
「自己犠牲の塊」ともいえるリューヤにイライラを感じ、いつか殺すべく狙っている。

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